6月15日(日)イリーナ・メジューエワピアノリサイタルが大阪 ザ・フェニックスホールにて開催されました。
バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、ラヴェルと幅広い時代の作品で構成された贅沢なプログラムで、チケットは早々に完売となりました。当日はイリーナさんの演奏を心待ちにされているいるお客様で会場は埋め尽くされました。
イリーナさんがバッハ作曲「フランス組曲 第2番」を弾き始められると、会場内は一気に洗練された美しい音色に包み込まれました。

続けてモーツァルト、ベートーヴェンの名曲を演奏いただきましたが、イリーナさんのベートーヴェン作曲「月光」を楽しみにされているお客様も多かったのではないでしょうか。繊細で美しい部分と力強くダイナミックな部分のコントラストが際立った迫力のある演奏に皆様引き込まれていらっしゃいました。


後半にはショパン、2025年に生誕150周年を迎えたラヴェルの名曲が続きました。
ラヴェル作曲 変化する水の様子を描写した「水の戯れ」、静寂・孤独、哀愁をおびた情景を描写した「悲しい鳥」、スペインの風景や人物を題材にした「道化師の朝の歌」と表情豊かな楽曲を3曲演奏続けて演奏下さいましたが、彩り豊かな音色、繊細かつ情熱的な演奏に皆様釘付けとなり、怒りや悲しみ、喜びなど全ての感情が解りやすく表現されるイリーナさんの世界観に溶け込んでしまいました。

アンコールではショパン「子犬のワルツ」を演奏下さり、場内から拍手は鳴り止まず、その拍手に応えられ何度もステージに上がられるイリーナさん。最後にショパン「ノクターン作品9-2」も演奏下さり、会場からは溢れんばかりの拍手が鳴り響く中リサイタルは幕を閉じました。

・・・・・・・・program・・・・・・・・
J.S.バッハ:フランス組曲第2番 ハ短調 BWV813
モーツァルト:ロンド ニ長調 K.485
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27-2 〈月光〉
ショパン:ノクターン第5番 嬰ヘ長調 作品15-2
エチュード 変イ長調 作品25-1
エチュード ヘ短調 作品25-2
スケルツォ第2番 変ロ短調 作品31
ラヴェル:水の戯れ
悲しい鳥
道化師の朝の歌
-アンコール-
ショパン:子犬のワルツ
ノクターン 作品9-2
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