ELECTONE CONCERT

毎年恒例、三木楽器主催のコンサート、今年のバトル"BATTLE　2×2"はどんな展開に？と、会場は期待で満杯。

最初に森を彷彿とさせる音とともにステージに登場したのは安藤禎央。夕焼けをイメージした「forever」で安藤ワールドが一気に広がる。モティーフに温かさ、優しさ、幸せが詰め込まれた「木漏れ日の樹の下で」、優しさが広がるピアノ＆ストリングスver.の「GLORIA」と、会場中に早くも春が来たような暖かな風が届けられた。

一転、映画のオープニングタイトル風イントロで"再結成"アナウンスの後、ファンキーソックス（富岡ヤスヤ×鷹野雅史）がリコーダー二重奏「ボギー大佐」で客席から登場！　のっけからファンキーソックスのペースに。まず鷹野雅史のソロから。「ロンドン橋」で12曲の"音のらくがき"が展開され、仮面とマントで"怪人"に化けた「Phantom of the Opera」でミュージカルの世界を再現。続く富岡ヤスヤはロックでファンキーなステージ！　「ピクニック」では鳴きニワトリ人形とのコラボ、「We Will Rock You」では観客とのコール＆レスポンスに手拍子で、ステージとの距離がより近づく。ファンキーソックスの「即興コーナー」では、演歌調の新キャラまで登場する爆笑展開に。最後はかっこよくふたりで決め、自前の花吹雪と共に去ったのだ。

ライヴハウスの雑踏音の中から、ラグタイムピアノのアドリブで登場したのは窪田宏。ウォーキングベースが映える「Chattanooga Choo Choo」からファンキーでダンサブルな「Real in "D"」へとなだれ込む。今回の新曲は自身のオリジナル中、最速更新のテンポ230「Inspire」。ダンサブルなシャッフルビートとベースに、オルガンソロ、ギターソロも炸裂のナンバーで弾きまくる。

大盛上りのアンコールに答える4人。ここもBATTLE、鷹野×安藤「星条旗よ永遠なれ」、窪田×富岡「Road Star」（エルモのスリッパバトルver.）で締め括った。

クールで笑える極上BATTLEに、 大いに満足した夜となった。